とどの詰まり

そんなに意味がない

水族館

ホームセンターへ向かって国道沿いを歩いていた。

季節は夏で日差しがきつかったので、日陰を求めて側道へ逸れた。

国道に沿って幅10メートルくらい、深さ1.5メートルくらいの川が流れていた。

川の存在に気付くと同時に、突然、自分の体は川の中へと移動した。

 

うきわのサメとエイが川下からこちらへと泳いできた。

うきわとはいえ嚙まれたらひとたまりもないと考えて川上へと泳いで逃げた。

川上では小さな手足(指は5本ありヒトの指に似ている)の生えたプラスチック製のアロワナが待ち構えていた。

そのアロワナの口は、「参加者が順に歯の形をしたスイッチを押していき当たりが出た時に口を閉じるワニ」の口のような形状をしていた。

よく見れば水中にはいたるところに色とりどりの「口をパクパクさせてマグネット付きの釣り竿で釣られるカエル」がいて、苦しそうに口をパクパクさせていた。